日記7
一生更新されない底辺料理記が更新されました。
お久しぶりです。覚えてますか。
あれです、料理のできない平野です。
いやしかし、
前回の更新から信じられないくらい時が経っているよね。
料理も底辺ならそれに向かう意識も底辺だということを
露呈してしまっているわけですが、
自炊をやめたわけではないです。
ただものすごくプリミティブな方向に振り切れてはいる。
うん。
このあと皿の上でそれぞれナイフで切って
オリーブオイルと塩をかけて食べました。
友達の料理人にこの画像を見せたら
「ちゃんとやれ!」と怒られました。
それを受けての翌日の料理がこれだったと知ったら
彼はもう二度と私と口をきいてくれないかもしれないな。
#蒸かし芋
10月某日
平野レミへの信仰が止まらない。
きっかけは数ヶ月前。
一歩も外へ出ずとにかく仕事仕事の長い一日にお腹が空くも、
冷凍の按田餃子(ライフライン)は尽き、
薬味のないそうめんは食べたくなく、
デリバリーはその日の胃袋には刺激的すぎて、
途方に暮れながらこないだ韓国で買った韓国海苔を
散らばらないようシンクで無心に頬張っているうち、
「のりパスタならできるやん?」と思いついて調べてみたら、
平野レミ氏の、フライパンひとつで「のりのりパスタ」
というレシピに行き当たった。
フライパンひとつでできるだと?
茹で鍋はどうした?
? を浮かべたままレシピを読めば、
和風だしを沸かしたフライパンでパスタを茹で、
そこへ直接、海苔や醤油やバターを投入し味を整え、
水分が蒸発しきったら完成、
という斬新すぎる調理法が提唱されていた。
「パスタは別で塩茹で」
というイタリア食文化の常識を完全に破壊している。
そして驚くほど簡単なレシピになっている。
しかもめちゃくちゃおいしいパスタが出来上がってしまった。
うおー。
平野レミの創造的破壊によるイージー&デリシャスな産物を前に
私は鳥肌が立つほど感動した。
平野レミすごい。
ただのお料理暴走族じゃなかったんだ。
それ以降彼女のレジェンドレシピを次々に漁っているけれど
豚眠菜園、これがまたすごかった。 "愛され続けて30年"のコピーに偽りなし、
味付けが完璧にキマっていて失敗知らずで、彼女への信頼は増す一方だ。
なんなら平野レミ監修のレミパンプラスも購入検討中の昨今。
だってフライパンの取っ手にキッチンツールを一時置きできるんだもん。
なんたる発明。どんだけ便利なんだよ。
(いつもコンロ横に適当なコップを立てて
菜箸やヘラを一時的に置けるようにしているけれど、中盤でだいたい倒す)
というわけで、
底辺料理人は今、
平野レミ最高というシーズンに突入しています。
この熱狂はしばらく続きそうです。
ところで私、
レミさんと苗字が同じなので
「もしかして平野レミさんの娘ですか」
と何度か聞かれたことがあるのですが、
だったらこんなに料理で苦労してないよ、と毎回思う。
参考レシピ:フライパンひとつで「のりのりパスタ」