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その頃のぼくらを支えていたのは、こんな文字だった──。
日本の雑誌は1990年代半ばに部数・売り上げともに絶頂期をむかえました。
それは同時に、誌面につかわれていた写植書体の黄金時代でもあります。
写植の文字はどのように出版文化を支え、そして変化していったのか。
マンガ、ファッション、カルチャー。
平成が終わりをむかえるいま、当時のさまざまな雑誌や作品をひもといて、
時代をかたちづくった「文字と言葉」を再発見します。
写植印字:駒井靖夫(プロスタディオ)

Profile

正木香子(まさき・きょうこ)

文筆家。1981年、福岡県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。幼いころから活字や写植の書体に魅せられ、〈滋味豊かな書体〉をテーマに各紙誌にエッセイを発表している。 著書に『文字の食卓』『文字と楽園──精興社書体であじわう現代文学』(以上、本の雑誌社)、『本を読む人のための書体入門』(星海社新書)。type.centerでコラム「その字にさせてよ」連載中。