<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<rss version="2.0">
    <channel>
        <title>大人のお金力養成講座</title>
        <link>http://webheibon.jp/okane/</link>
        <description></description>
        <language>ja</language>
        <copyright>Copyright 2010</copyright>
        <lastBuildDate>Tue, 02 Feb 2010 14:14:55 +0900</lastBuildDate>
        <generator>http://www.sixapart.com/movabletype/</generator>
        <docs>http://www.rssboard.org/rss-specification</docs>
        
        <item>
            <title>第14回 「友達の思い切った散財をどう称えるか問題」</title>
            <description><![CDATA[<p>　人それぞれ「お金をかけるポイント」は違います。他人から見れば「なぜ、そんなことにそこまで......」と思うことに、惜しげもなく、あるいは無理しながら、たくさんのお金をつぎ込んでいるケースは少なくありません。<br />
　どんなに理解を超えていても、こっちに迷惑がかからない限りは、言ってみれば本人の勝手です。友達がそういう"散財"をしているからといって、とやかく言うのは筋違い。それよりも目を向けるべきは、友達がその"散財"を通じて何を求め、何を表現しているのか。そこをきちんと察知して、お望みどおりに称えてあげるのが大人のマナーであり友情です。<br />
　お金をかけている対象が、他人から見てそれなりに価値がありそうか、明らかに無駄か。本人が、実はもったいないと思っているのか、誇らしいと思っているのか。同じ"散財"でも、その性質はさまざま。称える方向を間違えたら、せっかくの親切も台無しです。友達に満足してもらえて、出費のモトを取るために少しでも協力できそうな称え方を考えてみましょう。</p>

<h4>どう見ても「くだらない散財」を称える</h4>

<p>　アニメキャラのグッズを大量にコレクションしているとか、レアもののジーンズをオークションで法外な値段で落札したとか、趣味の世界は「くだらない散財」の宝庫です。本人は楽しそうですけど、他人から見れば「もったいない......」としか思えません。<br />
　もちろん本人だって、無駄づかいだということはわかっています。いっぽうで、くだらないことに大枚をはたく自分に対して、「俺ってスゴイ」という満足感や「こんなことは俺しかできない」という誇りを抱いている可能性は大。まずは、そこをくすぐってあげましょう。<br />
　だからといって、正面からホメるのはわざとらしすぎます。使った金額を聞いたら、<br />
「おいおい、何やってんだよ」<br />
　と思いっきり呆れてあげるのが、本人にとっては何よりの賞賛。「バカだねー」のひと言も喜ばれるでしょう。ただし、冷たく「バカじゃないの」と言うと、本気で軽蔑してるように聞こえそうです。<br />
　さらにやっておきたいのが、金額を別の尺度で計算して、もったいながるという行為。<br />
「◎万円っていったら、牛丼250杯ぐらいじゃん。うわー、もったいない！」<br />
「△万円あれば、エッチなお店に10回ぐらい行けるぜ。あーあ、もったいないなー」<br />
　などなど。この場合は「時給1000円で○時間分」といった現実味のある尺度ではなく、適度にマヌケな尺度を持ってきたほうが深い満足感を与えられるでしょう。<br />
　もちろん相手は、「くだらない散財」ができる経済力を自慢したい、という一面もあるはず。ただ、ストレートに「さすが金あるなー」と言ったら、ひがんでいるようにしか聞こえません。名前の下に「力」をつけて、<br />
「まさに○○力が炸裂してるねー」<br />
　という言い方で感心すると、経済力だけでなく、人格や生き方など、いろんな要素を称えられた気になってくれるでしょう。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="14.jpg" src="http://webheibon.jp/okane/images/14.jpg" width="256" height="774" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" /></span></p>

<h4>何となく「意味がありそうな散財」を称える</h4>

<p>　結婚相談所に入会して何十万円も払ったり、ウクレレを習い始めて高いウクレレを買ったり、彼女の誕生日にブランドのバッグをプレゼントしたりなど、何となく「意味がありそう」に見える散財もあります。<br />
　明らかにくだらない散財の場合は、本人は「散財する自分」に酔っている節がありますが、多少は意味がありそうな散財だと、むしろ話がややこしいかも。「仕方ない」と自分に言い聞かせつつ、心のどこかで「もったいなかったかな......」という迷いも抱いています。<br />
　そういう心理状態にある相手に対して、率直に「うわー、もったいない」と言うのは、ちょっと残酷。本人の不安を打ち消すように、<br />
「確かに高いけど、（それで結婚できれば、それでウクレレが上手になれたら、それで彼女が喜んでくれれば）安いもんだよ」<br />
「きっと、払った分だけの値打ちはあるよ」<br />
　などと、なるべく明るい口調で言ってあげましょう。まあ、まったくの無駄な出費に終わる可能性も十分にありますが、先回りして、<br />
「少なくとも今の時点で、夢を買った満足感を味わっているわけだから損はないよ」<br />
と言ってあげるのは、大きなお世話です。<br />
　また、迷いながらも、本人は「きっと意味がある」と信じて大枚をはたいているだけに、その判断力や決断力を称えておくことも大切。<br />
「思い切って、ドカンといったねえー」<br />
「そういうふうに使ってもらえて、きっとお金も本望だろうねー」<br />
　驚きと納得を織り交ぜながらそんなセリフで称えるのが大人の思いやりであり、散財の話を聞かされたものの義務です。<br />
そう言われた相手が「いやあ、やっぱりもったいなかったかもね」と首を傾げたら、それは言うまでもなく「もっと安心させてほしい」という気持ちの表れ。思いっきり力強く「そんなことないって！」と否定してあげましょう。いくら否定しても、その散財がどういう成果を上げるかは、結局のところ本人次第ですが。<br />
</p>]]></description>
            <link>http://webheibon.jp/okane/2010/02/14.html</link>
            <guid>http://webheibon.jp/okane/2010/02/14.html</guid>
            
            
            <pubDate>Tue, 02 Feb 2010 14:14:55 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>第13回　「知人同士の売り買いで、金額を提案する問題」</title>
            <description><![CDATA[<p>　モノやサービスの値段は、常にはっきり決まっているわけではありません。友達から古いパソコンを売ってもらう、急に行けなくなったコンサートのチケットを譲りたい、アルバイト的に仕事を手伝ってもらう......。いくらが妥当なのか、いろんな要素が絡み合って、複雑で高度な判断が必要になってきます。落としどころを間違えると、どちらかに釈然としない思いが残って、関係の悪化を招きかねません。<br />
　何をどう判断して金額を提案すればいいのか。そもそも、お金をもらう側が「○○円でどう？」と提案するのか、あるいは、払う側が提案するのか。気前のよさを見せたいのは山々ですが、必要以上に見せすぎると「損しちゃったかな......」という後悔の念や、ヘタすると相手への恨みを抱く羽目になります。<br />
　値段が決めづらいモノやサービスをやり取りする場面では、わだかまりを残さず、できればお互いに「得した」と思える金額を提示したいところ。大人のお金力を発揮した、適切な落としどころの見つけ方を探りましょう。</p>

<h4>何かを売ってもらう場面で金額を示す</h4>

<p>　新しいノートパソコンを買った友達が「今まで使ってた古いヤツ、よかったら買わない？」と聞いてきました。ちょうど適当なのが欲しいと思っていたので、ひじょうにありがたい話です。ただ、いくらで買えばいいのか......。<br />
　友達は「中古ショップに売ってもたいした金額にならないし、いくらでもいいよ」と言ってくれてはいますが、安く買いすぎたら軽い恨みもついでに買いそうだし、そのパソコンを楽しい気持ちで使えないでしょう。極限まで金額を抑えようとせず、もう少し値切る余地を残しておくという"損"をして大きな得を取るのが、大人としての真の貪欲さにほかなりません。<br />
　値段がないとはいえ、だいたいの相場はあります。たとえば、自分としては「３万ぐらいが妥当かな」と思っていたとしたら、ややこしい駆け引き抜きで、まずはその金額を提示しましょう。そのときは、<br />
「安いかもしれないけど、３万でどう？」<br />
　そんなふうに下手に出るのが、相手に満足感を覚えてもらう大人の知恵。同じ金額でも、「じゃあ、３万で買ってもいいよ」と偉そうに言ったら、相手に不満や恨みが残ってしまいます。<br />
　気持ちよく取引きを終えるために、本当に肝心なのはこれから。仮に相手が、ちょっと不満そうに「うーん、じゃあ、それでいいよ」と言ったとしても、金額を上乗せするのはグッと我慢しましょう。ハッキリと「うーん、もうひと声」と言ってきたのなら話は別ですが、「それでいい」と言っているのに金額を変えたら、向こうは自分が強欲野郎と思われたかもしれないと不安になるし、こっちも無理やりぶん取られたという気分になってしまいます。ただし、後日、品物とお金を交換するときに、<br />
「じゃあこれも、気持ちってことで」<br />
　と言いながら空のＣＤ－Ｒの10枚もオマケにつけるのが、大人の粋な小技。いい気持ちになれて確実に自分の株も上がるだけに、1000円程度の支出は安いものです。<br />
　逆に、向こうが「えっ、そんなにもらっていいの!?」と意外そうな反応をしたとしても、額面どおりに受け取るのは禁物。そこで油断して「じゃあ、２万5000円でいい？」と言ってしまったら、相手はあなたに対する評価を一気に下げてしまうでしょう。あくまでも「こっちこそ、あんまり出せなくて申し訳ないけど」と謙虚な姿勢を貫くのが、せっかくの支出を最大限に有効に生かす必須条件です。ま、こっちの場合はオマケをつける必要はありませんけど。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="0013.jpg" src="http://webheibon.jp/okane/images/0013.jpg" width="250" height="790" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" /></span></p>

<h4>何かを買ってもらう場面で金額を示す</h4>

<p>　友達に何かを買ってもらう場面で、自分が金額を示す流れになることもあります。そこそこ人気のあるアーティストのコンサートに、前日になって急に行けなくなりました。このままではチケットが無駄になってしまいます。そのアーティストの大ファンである友達に連絡したら、大喜びで「行く行く！」という返事。さて、そうなったら今度は値段交渉です。<br />
　オークションなどでは多少のプレミアムが付くチケットですが、なんせ前日になって自分の都合で買わせるだけに無理は言えません。定価で引き取ってもらえたら十分と考えるのが、目先の欲望に惑わされない大人としての落ち着いた判断です。その上で、まずは、<br />
「申し訳ないけど、定価の１割引きでどう？」<br />
　と控え目なラインで打診してみましょう。向こうが「それだと悪いから、定価でいいよ」と言ってくれれば、相手は太っ腹な自分に満足感を味わえるし、自分も得した気になれます。すんなり「そう、悪いね」と納得されても心配はいりません。その場合は、相手が得した気分、自分が太っ腹気分を味わえます。<br />
　べつにプレミアムが付くほどの人気チケットではなく、友達もとくに大ファンではないとしたら、そんな美しい展開にはなりません。まあ、半額で買ってくれたら御の字でしょう。しかし、カッコつけて「いくらでもいいよ」と言ったら、たぶん半額には届かないし、相手も金額に関わらず「出しすぎたかな......」という後悔が残ってしまいます。多くを期待できないときほど、あえて胸を張って、<br />
「半額でよかったら、買ってくれない？」<br />
　という感じで持ちかけたほうが、お互いに納得できる取引きができるでしょう。立場が強いときは下手に出たほうが何かと得策ですが、立場が弱いときに下手に出ると自分の中に釈然としない思いが残りがちだし、相手にも余計な気をつかわせてしまいます。<br />
　この手の微妙な取引きで、お互いに満足できるか不満が残るかは、結論の出し方次第。大人のお金力を発揮して、いろんな種類の得をつかみ取りましょう。しかもありがたいことに、大人のお金力はいくら発揮してもタダです。<br />
</p>]]></description>
            <link>http://webheibon.jp/okane/2009/10/post-11.html</link>
            <guid>http://webheibon.jp/okane/2009/10/post-11.html</guid>
            
            
            <pubDate>Mon, 19 Oct 2009 23:12:50 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>第12回　「金銭感覚の食い違いを無難に乗り越える問題」</title>
            <description><![CDATA[<p>　愛は国境を越えたり年齢を越えたりはしますが、金銭感覚の食い違いは、簡単に乗り越えることはできません。それは単に収入の差で生じるわけではなく、もっと根深い問題。ひとつ間違えると人間性やら人生観やら、いろんなものを露呈してしまいます。<br />
　ものすごく気が合ってお互いを尊敬し合っているカップルでも、金銭感覚の食い違いが原因で破局を迎えるケースは少なくありません。誰が相手でも多少の違いはありますが、そこに無自覚で無頓着だとひじょうに危険。相手の金銭感覚に違和感を覚えたり、自分の金銭感覚について相手から指摘を受けたりしたときに、どう対処するか。まさに、大人としての考えどころであり踏ん張りどころです。<br />
　迎えなくてもいい破局を避けるために、相手との金銭感覚の食い違いを無難にスマートに乗り越える方法を探ってみましょう。恐ろしい魔物をきちんと退治できれば、ふたりの絆もさらに深まるに違いありません。</p>

<h4>お金に無駄に細かい彼女に苦言を呈する</h4>

<p>　ごく普通の家庭に育って、ごく普通に働いている彼女。とくにお金に困っているわけではありませんが、いろんな場面で、こっちから見ると明らかに必要以上の細かさを発揮します。<br />
　今日も、夕食を家で作って食べようという話になって、スーパーに買い物に行きました。それはいいんですけど、特売の安い豚肉にするか、ちょっと奮発しておいしそうな「黒豚」にするかで意見が対立。「今日のメニューは豚肉がメインだから」と押し切って黒豚を買って帰りましたが、いざ食べる段になっても、<br />
「安い豚肉でも同じだったんじゃないの......」<br />
と不満そうです。極めて不愉快ですが、<br />
「せいぜい１００円か２００円の違いで、いつまでもガタガタ言うなよ。ケチ臭いなあ」<br />
　なんて言ってしまったら、二度と修復できない亀裂が入ってしまうでしょう。お金に無駄に細かいタイプにいちばん言ってはいけないのが、「ケチ臭い」とか「貧乏臭い」という言葉。本人としては、けっしてケチで言っているのではなく、「お金の節約という正しい行為」を実践している正義の味方になったつもりでいます。もちろんお金は大事ですけど、節約というわかりやすい正義だけを振りかざして、食事を楽しむとか相手を不愉快にさせないとか、そっちのほうの正義をないがしろにしているところが、とっても浅はかだし自分勝手です。<br />
　ただ、そのへんの矛盾を突いたら、それはそれで面倒な対立を引き起こしそうなので、ここは話を微妙にずらしたいところ。<br />
「いやあ、やっぱり黒豚は違うよ。１００円か２００円奮発しただけで、こんなに幸せになれるなんて、今日はいい買い物したよねー」<br />
　と言ってみることで、節約だけが正義ではないと暗に匂わせてみたり、<br />
「安い豚でも同じだった可能性はあるし、それを疑う姿勢は大事だと思うけど、今は目の前の豚肉を堪能しようよ。この豚のためにも」<br />
　そんなふうに、持ち上げつつ別の正義を持ち出して押し切ってみたり......。どこまで意図が通じるかはわかりませんが、自分の生き方をせいいっぱい貫いた気にはなれそうです。<br />
　ま、こうした事態が頻繁に起きるようなら、うわべだけ取り繕っても仕方ありません。時には破局を覚悟で正面からぶつかるのも、大人の覚悟でありあきらめだと言えるでしょう。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="12.jpg" src="http://blog.heibonsha.co.jp/okane/images/12.jpg" width="256" height="798" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" /></span></p>

<h4>細かさを批判されたときの望ましい態度</h4>

<p>　いっぽう、彼から金銭感覚の細かさを批判されたときは、どんな態度を取ればいいのか。さっきの豚肉の例や、あるいは喫茶店でランチを食べようとしたら、彼が「本日のサービスセット」ではなく、あえて割高な単品同士をオーダーしようとしていたとします。黙って見過ごせずに「そっちより、こっちのほうがお得じゃないの」と言ったら、呆れた口調で、<br />
「たいした違いじゃないからいいよ。そんな細かいことばっかり気にしてて疲れない？」<br />
　と批判してきました。極めて不愉快ですが、<br />
「小さな金額に無頓着になることで、豪快なオレを見せ付けているつもり？　それってむしろ人間がちっちゃい証拠に見えるけど」<br />
　なんて言ったら激怒されるのは必至。たいていの場合はまさにそのとおりで、本当はケチだったりセコかったりするタイプほど、どうでもいいところでどうでもいい金額を浪費して「お金にこだわらない自分」を強調したがります。そこを指摘して根深いコンプレックスをえぐり出すのは、危険だし残酷。かといって目先の平和を求めて、「○○君らしいね」とか何とか半端におだてて調子に乗らせたら、今後ますますイライラさせられそうです。ここは、<br />
「知ってる？　昔から『一円を笑うものは一円に泣く』っていう言葉があるんだよ」<br />
　そんなふうにあえて説教臭い言い方で自分のスタンスを明確に示したり、<br />
「私が細かすぎるのかなあ......」<br />
　と考え込んで相手のスタンスに異を唱えたりしてみましょう。もしかしたら、こっちの態度を見た彼が、意味のない虚勢を張っている己のみっともなさに気づいてくれるかもしれません。しかし、自分を省みようとする姿勢がカケラも見えず、こっちの細かさをさらに責め立てて自己満足を得ようとしてきたら、今後の付き合い方を考え直したほうがいいでしょう。<br />
 <br />
</p>]]></description>
            <link>http://webheibon.jp/okane/2009/08/post-10.html</link>
            <guid>http://webheibon.jp/okane/2009/08/post-10.html</guid>
            
            
            <pubDate>Fri, 21 Aug 2009 16:48:36 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>第11回 「同棲の解消に伴なうトラブルに立ち向かう問題」</title>
            <description><![CDATA[<p>　男女関係のいろんな場面で、お金は何かとややこしい存在感を発揮します。しかも、「金の切れ目が縁の切れ目」になることはあるものの、必ずしも「縁の切れ目が金の切れ目」になってくれないのが厄介なところ。まして、コトが同棲の解消となると、お金がらみの面倒かつ深刻な問題が次々に勃発します。<br />
　相手が今月分の家賃を払わずに出て行った、立て替えて続けていた食費を返して欲しい、いっしょに買ったテレビはどっちのものか......などなど。しかも、それなりに感情的な対立やシコリがあって同棲を解消したわけなので、円満な話し合いをするのは容易ではありません。連絡を取るだけでも、大きな勇気が必要です。<br />
　精神的に激しく打ちのめされている状態だからこそ、大人のお金力を発揮して、自分を奮い立たせたり華麗に問題を片付けたりしたいところ。次の幸せをつかむためにも、できるだけ素早くスッキリと、気持ちとお金の収支決算をしてしまいましょう。</p>

<h4>事務的な雰囲気をことさら強調する</h4>

<p>　突発的な別れではなく、ちゃんと話し合っての同棲解消だったとしても、お金の話はウッカリ忘れがち。彼が出て行ったあとで、<br />
「あっ、そういえば、ここ何ヶ月か家賃の半分をもらってなかった」<br />
　と、立て替えっぱなしだったことを思い出したとします。金額にすれば10数万円。あきらめたくはない額です。彼はきっと言えば払ってくれるでしょうけど、さてどうするか......。<br />
　心配なのは、連絡を取ることで「こいつ、ヨリを戻したいと思ってるのかな」とあらぬ誤解を受けることと、まったくの言いがかりですけど「こいつ、意外と金に汚いな」という印象を与えてしまうこと。ただ、前者の誤解を受けないようにと気を回しすぎて、<br />
「言っとくけど、未練があって連絡したんじゃないからね」<br />
　などと念を押すのは逆効果です。メールにせよ電話にせよ「きちんと清算しておきたいことがある」と、わざわざ「清算」という単語を使って事務的な雰囲気を強調しましょう。<br />
　さらに、家賃の清算だけではなく、無理やりにでもほかの清算もひっくるめてしまいます。たとえば、お金を出し合って買った家電製品なり日用品なりのリストを作って、「私が使わせてもらう代わりに、○万円払うということでどうですか」と提案。その上で、家賃を立て替えた金額を書いて、差し引きの金額を請求すれば、「お金にキッチリしている」という印象が前面に出て、取りっぱぐれそうなお金を返してもらうという最大の目的を曖昧にできます。<br />
　わざわざ自分から「使用権料」の支払いを申し出るのは損のような気もしますが、大きな目的のためには多少の負担は仕方ありません。それでちゃんと立て替え分を返してもらえて、お金に汚いと白い眼を向けられずに済んで、しかも彼が置いていったものを気兼ねなく使えると思えば安いもの。そんなふうに、自分がトクをしたと納得できる落としどころを強引に見つけるのが、大人のお金力です。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="11.jpg" src="http://blog.heibonsha.co.jp/okane/images/11.jpg" width="255" height="891" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" /></span></p>

<p>　ま、なかには、なんだかんだ言って払ってくれないタイプの彼もいるかもしれません。そのときは「勉強になったと思うしかないか」というベタな言い方のありがたさに頼って、素早く気持ちを清算しましょう。「そういうヤツとわかったおかげで、未練を残さずに済んでありがたい」と思えば、さらにオトク感が増します。</p>

<h4>元の同棲相手に引っ越し代を請求された</h4>

<p>　彼女とあれこれあった末に、「じゃあ、これまでどうもありがとう」とか何とか言って、同棲していた部屋を出たとします。ところが、半月後ぐらいに彼女から、こんな連絡が......。<br />
「今の部屋に住み続けるのは辛いから、引っ越ししようと思う。あなたにも半分責任があるんだから、引っ越しの費用を半分出して欲しい」<br />
　予想外の提案ではあるものの、理屈は通っている気もします。彼女がそう言うなら、カッコよく払ってあげたいところ。ただ、自分だって引っ越ししたばっかりなので、そんな余裕はありません。だからといって「○月まで待って」と先延ばしにしたり、分割払いを提案したりするのは、大人として往生際が悪いし、半端につながりを保つのは何かとリスキーです。<br />
「出してあげたいけど、今、出せるのはこの金額が限界なんだ。ごめん」<br />
　そう謝りつつ、せいいっぱいの金額で許してもらいましょう。相手の希望額にどこまで近づけるかは、懐具合と大人の意地のせめぎあいです。ただし、別れた原因の大半は彼女にあって、「ふざけるな！」と思った場合は、無理をする必要はありません。たとえ罵られようと、出す必然性がないと考えるお金はあくまで出さないのも、大人の美学でありお金力です。<br />
　かき集めて希望通りの額を振り込むにしても、メールに不服そうな気配をにじませたり、恩着せがましい言い方をしたりするのは禁物。<br />
「こんにちは。お金、振り込みました」<br />
　そんなふうに、力いっぱい素っ気なく知らせましょう。それが、自分のことを早く忘れてもらうための大人のやさしさであり、ややこしい事態を防ぐ大人の知恵です。<br />
</p>]]></description>
            <link>http://webheibon.jp/okane/2009/07/11.html</link>
            <guid>http://webheibon.jp/okane/2009/07/11.html</guid>
            
            
            <pubDate>Wed, 01 Jul 2009 15:50:17 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>第10回「ギャンブルの結果の話題にどう対応するか問題」</title>
            <description><![CDATA[<p>　競馬、パチンコ、宝くじなど、今日もたくさんの人が、いろんなギャンブルを楽しんでいることでしょう。そして、今日もあちこちで、ギャンブルの話題が交わされています。<br />
「いやあ、このあいだ競馬で大穴当てちゃったよ。なんと500円が５万円！」<br />
「昨日はパチンコで大負けしちゃった.......。つい熱くなって３万円も......」<br />
　などなど、勝った話から負けた話まで、まさに悲喜こもごも。ただ、なんせお金というややこしいものに深く関わっている話題だけに、そこには微妙な思惑や、いろんな落とし穴がつきまとわずにはいられません。<br />
　誰かがギャンブルの結果について話し始めたときに、どういう反応をするのが大人としてもっとも適切なのか。それもまた、大きなギャンブルです。ひとつ間違えると、せっかくの喜びを台無しにしたり傷口に塩を塗りこむことになったりしかねません。勝った話題と負けた話題のそれぞれについて、大人のお金力を発揮した"必勝法"を探ってみましょう。</p>

<h4>「勝った」という話を聞くときの注意点</h4>

<p>　競馬にせよパチンコにせよ、勝った話をしてくる当人は、心の底から誇らしい気持ちになっています。たとえ、丸一日の成果が「トータルで3000円の勝ち」だったとしても、<br />
「時給にしたら300円ぐらいだね」<br />
　といった発言は禁物。ワリに合わないことをして喜んでいる愚かさは、本人もわかっています。そんな自分を全力で肯定するために、心の中で「場合によっては３万円ぐらい負けてたかもしれない。それを思えば、結局は３万3000円も得したことになる......」とか何とか、ひじょうに都合のいい理屈を構築しています。<br />
　こちらとしても、そのあたりの心理を斟酌してあげたいところ。せっかくつかんだ3000円の値打ちを最大限に増幅するために、<br />
「丸一日たっぷり楽しんで、しかもお金が増えたんだから、ものすごく得したことになるね」<br />
　そんなふうに言ってあげるのが、大人としてのやさしさに他なりません。首尾よくイイ気になってくれた気配が見て取れたら、<br />
「じゃあ、それでパーッとメシでも食おう！」<br />
　と提案してみましょう。中途半端な金額であることが有利に働いて、「確かに、パーッと使っちゃったほうが次回の勝ちにもつながるかな」とか何とか思ってくれるかも。大人のやさしさは"人のためならず"です。<br />
　いっぽう、大穴を当てたとか大当たりしたとかで、「10万円儲かった」といった大きな金額の話を聞く場合は、むしろ嫉妬心を丸出しにするのが大人の思いやり。もちろん、どういう狙いでどう勝ったかという部分には興味を示して、ひとしきり武勇伝を聞いてあげた上で、<br />
「これでまた深みにはまっちゃうから、トータルで見たら得かどうかわからないけどね」<br />
　そんな憎まれ口を叩けば、相手は優越感や満足感をさらにふくらませてくれるでしょう。「交通事故にはくれぐれも気をつけろよ」といった暴言を投げつけるのも一興。しょせんは人のお金だし、実際はそんなにうらやましくも悔しくもありませんが、めったにない幸せを満喫するために、できるだけ協力してあげるのが大人のご祝儀です。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="10kaikarasuya.jpg" src="http://blog.heibonsha.co.jp/okane/images/10kaikarasuya.jpg" width="256" height="799" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" /></span></p>

<h4>「負けた」という話を聞くときの注意点</h4>

<p>「負けた」という話を聞くときの適切な対応は、負けた金額によって変わってきます。数千円だったら、さっきの勝ったときと同じ理論で、<br />
「その分、たっぷり楽しんだんだから、それを考えるとプラスみたいなもんじゃない」<br />
　と言ってあげるのが何よりの慰め。本人もそこに心の支えを求めようとしているし、「まあ、そうだよね」と同意することで太っ腹な一面を見せた気にもなれます。<br />
　数万円ぐらいの「けっこう痛い金額」の場合は、そんなノンキなことも言えません。<br />
「人生の勝ち負けはプラマイゼロっていうから、負けた分、仕事か何かでいいことあるんじゃないの。恋愛がうまくいくとか」<br />
　このあたりが慰め方の定番でしょうか。さらに「それだけ派手に負ければ、かなり大きなラッキーがあるよ」と根拠なく励まして、勇気を与えつつ大人力を見せつけましょう。あるいは、勝ったときの憎まれ口を応用して、<br />
「これでしばらくはギャンブルをする気がなくなるだろうから、長い目で見れば、得したとも言えるかもね」<br />
　と言ってあげることもできます。ま、明らかに無理のある慰めですけど、それだけに何とか励まそうという気持ちは伝わるでしょう。ただし「気の毒になあ」と同情を示しすぎるのは危険。その流れで「悪いけど、給料日までお金貸して」と言われたら断われなくなります。<br />
　負けた金額が、十万円を超えるような「シャレにならない大金」の場合は、多少の慰めなんて何の役にも立ちません。せいぜい「命までとられなくてよかったね......」と言ってあげるぐらいでしょうか。いたたまれない雰囲気を打開しようと、ついつい、ヘンに大物扱いしたり、「いつか取り返せるよ」と言ったりしがちですが、それはさすがに大人として無責任過ぎます。<br />
</p>]]></description>
            <link>http://webheibon.jp/okane/2009/05/post-9.html</link>
            <guid>http://webheibon.jp/okane/2009/05/post-9.html</guid>
            
            
            <pubDate>Tue, 19 May 2009 18:07:38 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>第９回 定額給付金への期待や違和感をどう語るか問題</title>
            <description><![CDATA[<p>　去年から論議を呼んでいた定額給付金。さんざん大騒ぎした末、結局は実施されることになりました。金額は、ひとり１万2000円（65歳以上と18歳以下は２万円）。給付の時期や方法は自治体によってまちまちで、４月以降にお役所が各自に申請書を送付し、銀行振り込みで受け取るパターンが多いようです。手続きに時間がかかる都市部などでは、手にできるのは６月ごろになりそうなところもあるとか。<br />
　実施が決まるまでは、あちこちで批判の嵐が渦巻いていましたが、いざ決まってからは「ま、くれるというものは、もらっておくか」という雰囲気になってきました。さっそく、旅行会社が「定額給付金で出かけよう！」といったキャンペーンを始めたり、通販サイトで「定額給付金セット」と銘打ったお取り寄せ商品が企画されたりなど、便乗商法（？）が盛り上がっています。これから先、「給付金詐欺」の報道をたくさん目にすることにもなるでしょう。<br />
　もらえるのは確かに嬉しいけど、無邪気に喜ぶのもはばかられる微妙な意味合いのあぶく銭に対して、大人としてどんな態度を取ればいいのか。今回は、大人のお金力を発揮した、定額給付金の語り方について考えてみましょう。</p>

<h4>「何に使う？」という話題になったら</h4>

<p>　同僚とでも友達とでもいいのですが、何かの拍子に「受け取ったら、何に使う？」という話になったとします。正直なところ、<br />
「１万2000円もらったって、何となくなくなっちゃうよ」<br />
と思っている人も多いでしょうが、それでは話が盛り上がりません。しかも、べつにそういうつもりじゃないのに、「お金に余裕があるアピール」と受け取られる危険性もあります。<br />
　かといって、「とりあえず貯金かな」と言ってしまうのも、夢がない話。たとえ実際はそうするつもりだったとしても、ここはひとまず、１万2000円という金額をベースにできるだけ楽しい使いみちを考えてみましょう。<br />
「古本屋さんに行って、読みたかったマンガを全巻大人買いしようかな」<br />
　そんなプランで趣味人っぽさや少年っぽさをアピールするもよし、<br />
「一か八かでギャンブルに投資して、当たったらパァーッと豪遊しようかな」<br />
　と言い放って「豪快なオレ」を見せ付けるもよし。使い方のプランを通じて何らかの自己表現をしてしまうのが大人の貪欲さです。<br />
　言うまでもなく、他人が語るプランに対しては、それを通じて相手が何を表現したがっているのかを汲み取ってあげたいところ。<br />
「自分で何となく使っちゃっても仕方ないから、親を誘って食事にでも行こうかな」<br />
　そう言っている隣の席の女性社員は、もちろん、「へえ、○○ちゃんって、親思いなんだね」というセリフを期待しています。なかには、<br />
「いまいち納得できないお金だから、どっかに寄付しちゃおうかな」<br />
　そんな社会派なプランを述べる人もいるかもしれません。納得できない理由やどこに寄付するつもりかを詳しく聞いても、たぶん相手は口ごもるだけ。とりあえず、「へえ、すごいね」と驚いておきましょう。給付されたあとに「どこに寄付したの？」と聞くのも禁物です。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img alt="第９回カラスヤ漫画.jpg" src="http://blog.heibonsha.co.jp/okane/images/%E7%AC%AC%EF%BC%99%E5%9B%9E%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%A4%E6%BC%AB%E7%94%BB.jpg" width="249" height="798" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;"/></span></p>

<p><br />
<h4>結局はなし崩しの状況を嘆いてみる</h4></p>

<p>　盛んに論議されていたときには、勇ましい口調で「ホント、くだらないこと考えるよな！」と憤っていた人がたくさんいました。ただ、そういう人たちが、今、「オレは意地でもそんなものは受け取らない！」と言っているかというと、どうやらそういうわけではなさそうです。<br />
　そんな絵に描いたような「なし崩し」の状況をどう語るかも、大人のお金力が問われる場面。ノンキな口調で「もらえることになってよかったね！」とはしゃぐのは、けっこう勇敢な姿勢ではありますが、お金とあまりにも単純に付き合っている様子が露呈してしまいます。たとえば、使いみちの話になったついでに、<br />
「いくら反対されても強引にバラまいちゃえば、みんな黙って受け取るし、うっかり感謝しちゃったりもしそうだもんなあ。やっぱり政治家は、お金の力をよく知ってるよね」<br />
　などと呟いて、お金の怖さや、お金に対する人間の弱さを嘆いてみるのも一興。ただ、なんせ自分も受け取るだけに、傍観者的な分析で悦に入っているだけではフェアじゃありません。<br />
「オレも決まるまでは絶対にやらない方がいいと思ったけど、もらっちゃうよね……。お金って、つくづくややこしいよね……」<br />
　そんなふうに己の弱さを認めつつ、あれこれ葛藤している気配をチラつかせることで、お金について深い考えや哲学を持っているように見せてしまいましょう。<br />
　やがて選挙が行なわれた暁には、どんな結果になっても「定額給付金の実施が及ぼした影響」について、いろんな解説が乱れ飛ぶはず。そのときも、あれこれ言い方を考えることで、大人のお金力をアピールできそうです。これだけ膨大な予算とコストをかけて実施されるわけなので、買い物をしたり貯金したりするだけでなく、幅広く活用させていただきましょう。<br />
</p>]]></description>
            <link>http://webheibon.jp/okane/2009/04/post-8.html</link>
            <guid>http://webheibon.jp/okane/2009/04/post-8.html</guid>
            
            
            <pubDate>Mon, 06 Apr 2009 16:48:20 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>第８回 「給料が下がった話を語ったり聞いたりする問題」</title>
            <description><![CDATA[<p>　右を見ても左を見ても、景気の悪い話が飛びかっています。倒産やリストラとまではいかなくても、「いやあ、給料下がっちゃったよ」といったセリフは、もはや挨拶代わりになっていると言っても過言ではありません。<br />
気が滅入る話題ではありますが、暗く語ったところで、相手も自分もますます気が滅入るだけ。しかも、うっかり語り方を間違えると、己のセコさやお金に対する執着心のようなものが、実際以上に印象付けられてしまう恐れもあります。こうした危険性は、その手の話を聞く場合も同じこと。相づちの打ち方によっては、相手をムッとさせるだけでなく、人間性まで疑われてしまうでしょう。<br />
　給料が下がったという話題が身近になっている昨今だけに、大人としての華麗な語り方や、力強い受け止め方、あるいは無難な流し方について考えておきたいところ。大人力に満ちた語り方や語られ方をすることによって、給料が下がったショックが和らいだり、何よりの慰めになったりするかもしれません。まだ給料が下がっていない人も、そのへんのお作法をきっちり押さえておけば、いつ給料が下がっても安心です。</p>

<h4>自分が下がった場合の粋な語り方</h4>

<p>　友達何人かとの酒の席で、給料の話になったとします。実は、不況のあおりで、今月から給料が一律10％カットされてしまいました。腹立たしい話ですが、怒りを素直に顔に出して、<br />
「俺たちが悪いわけじゃないのに、ふざけた話だよ。あんな会社、もう長くないね」<br />
　などと言ってしまうのは、大人として軽率。「明らかに被害者の立場」であることにあぐらをかいて、遠慮なく負のオーラを振りまいて周囲まで不愉快にさせるのは、ひじょうに傲慢な態度です。しかも、辞める気もないくせに会社の悪口に精を出すことで、逆に会社によりかかっている甘えた了見が強調されてしまうでしょう。かといって、半端に強がって、<br />
「ま、リストラされないだけマシだよ」<br />
　と言っても、しんみりした雰囲気になるだけだし、流れに身を任せてあきらめている覇気のない印象を与えてしまいます。<br />
　ここは、何とか強引に笑い飛ばしてしまうのが、逆境をはね返す大人のたくましさ。<br />
「いやあ、10％カットだよ。まあでも、100万円の月給が90万円になるだけだから、どってことないけどさ。ハハハハ……って、言えたらいいんだけどなあ……」<br />
　そんなノリツッコミで周囲を呆れさせてみるのはどうでしょう。あるいは、<br />
「10％減ってことは、ちょうど３年前の給料と同じぐらいなんだよね。３歳若返ったつもりで、気持ちも新たに張り切るとするかな」<br />
　どうせ無理に前向きになるなら、このくらい工夫した言い方を繰り出したいところ。<br />
あの手この手で、「気の毒になあ」という同情の視線を「なるほど、うまいこと言うなあ」という尊敬の視線に変えた気になることで、自分自身も悲しさを軽減することができます。これぞまさに、大人の粘り腰。ま、どう頑張っても痛々しさが完全に払拭されるわけではありませんが、周囲にとってはしょせん人ごとであり、本気で心配しているわけではないので、自分が納得できればそれで大丈夫です。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img alt="daihachikai.jpg" src="http://blog.heibonsha.co.jp/okane/images/daihachikai.jpg" width="249" height="791" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;"/></span></p>

<h4>下がった話を聞くときの粋な対応</h4>

<p>　ぜんぜん違う業種の友達から、<br />
「ここのところ厳しくてさあ、ウチもとうとう給料一律10％カットになっちゃったよ」<br />
　という話を聞かされたとします。自分は幸いそういう目には遭っていません。この状況で、<br />
「会社がつぶれたりクビになったりしたわけじゃないから、どうってことないよ」<br />
と言って慰めるのは、あまりにも無神経。ハタ目には「このご時世だから、そういうこともあるだろうな」と思える話ですが、当人はこの世の終わりぐらいのショックを受けています。<br />
ただ、気持ちに寄り添ってあげようとして、<br />
「ひどい会社だなあ。社員を大事にしないなんて、重役たちがボンクラなんだろうね」<br />
　そんなふうに会社を責めるのは危険。身内の悪口と同じで、自分ではさんざん言いまくっていても、他人に言われると腹が立ちます。<br />
　ここも、さっきの裏返しで、<br />
「10％か……。ってことは10万円も減ったわけだね。そりゃ、痛いなあ」<br />
　こう言って白々しくおだてることで、苦笑いしつつ気を取り直してもらうのはどうでしょうか。ただし、相手が察しが悪いタイプだと、意味がわかってもらえない可能性はあります。<br />
　もう少し手堅く慰めるなら、<br />
「今みたいな悪い状況も、そう長くは続かないよ。景気が持ち直すまで、会社にカンパしてやってると思えばいいんじゃない？」<br />
　そんな言い方で、会社に対して優位な気持ちになってもらうのも一興。ちょっと無理がありますが、屈辱感や絶望感を少しは和らげることができるでしょう。この先、その業界を取り巻く状況が好転する見込みがあろうとなかろうと、そこは気にしなくても大丈夫です。<br />
ただ、どう言ったところで、具体的に何か役に立てるわけではありません。「へえ、そうなんだ」と無難な相づちを打って、あとは相手の出方に合わせて対応するというのも、大人としての賢明な判断であり、せいいっぱいのやさしさでもあると言えます。<br />
</p>]]></description>
            <link>http://webheibon.jp/okane/2009/03/post-7.html</link>
            <guid>http://webheibon.jp/okane/2009/03/post-7.html</guid>
            
            
            <pubDate>Thu, 12 Mar 2009 17:13:51 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>第７回「各種のポイントを美しく力強く使いこなす問題」</title>
            <description><![CDATA[<p>　日々の生活の中には、いろいろな種類のポイントがあふれています。クレジットカードのポイント、デパートやスーパーのポイント、家電量販店のポイント、飲食店や洋服屋さんのポイント、はたまた飛行機のマイル……。<br />
上手に貯めればけっこうオトクなのはわかってはいますが、話はそう簡単にはいきません。けっこう面倒という問題に加えて、目の色を変えてポイントを貯めることに対する抵抗感があったり、妙な見栄を張ってしまったりなど、さまざまな困難や葛藤が横たわっています。<br />
そのくせ、ポイントを貯めそこなったりすると、実際の損害以上に激しい絶望感に襲われがち。知らないあいだに有効期限が切れたポイントに対する未練や後悔の大きさも、理屈では説明できません。私たちの日常は、ポイントによってかなりの部分が振り回されていると言っていいでしょう。<br />
そんなわけで今回は、ポイントを使いこなすための大人のスタンスや態度を追求してみたいと思います。たとえ己の弱さや醜さと対峙することになったとしても、勇気を振り絞って、この難敵に立ち向かいましょう。大人としてのポイントを上げるために！</p>

<h4>彼女の前で唐突にポイントを獲得した</h4>

<p>　たとえば、デートの流れで彼女の部屋に向かう前に、コンビニに立ち寄ったとします。気前よく「プリンも買おうか」なんて言ってカゴに入れて、自分が払うのが当然という顔をしつつレジへ。すると店員のおにいさんに、<br />
「ポイントカードはお持ちですか？」<br />
　と聞かれました。実は持っています。ここで見栄を張って「い、いえ、持っていません」と答えても、後悔が残るばかりで太っ腹に見えるわけではありません。素直に差し出して、ポイントを付けてもらいましょう。<br />
　ここまではいいのですが、問題はそのあと。セコイ男と思われたくないからといって、<br />
「べつに、ポイントが欲しいから、ここのコンビニにしたわけじゃないからね」<br />
　なんて言ったら間違いなく逆効果です。<br />
「たまたま持っててラッキーだったよ」<br />
　これも、やや微妙。「ポイントなんてどうでもいい」という態度を強調すればするほど、執着している気配が強調されます。<br />
　かといって、開き直って、<br />
「さっきの買い物で15ポイント貯まったから、15円得しちゃった。ラッキー！」<br />
　などと具体的な額を口にすれば潔い印象を与えられるかというと、けっしてそういうわけではありません。この場面では、<br />
「最近は、コンビニもがんばるよねー」<br />
　そんなふうに、ポイントに対する自分の思いではなく、話を業界全体に広げてしまうのがベスト。あるいは、<br />
「こういうのって、けっこう嬉しいよね」<br />
　と、ポイント全般に話を広げて小さく喜んでおくのも無難です。つい欲張って、そう言ったあとで「結局、使わないで無駄にしちゃうんだけどね」と付け加えたくなりますが、たとえ実際にそのとおりでも、カッコつけている印象を与えるだけなので、グッとこらえましょう。<br />
　ポイントについて語るときは、距離を置こうとしすぎても、親近感を示しすぎても危険。絶妙の距離感で語れて初めて、ポイントとともに彼女の好印象も獲得することができます。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img alt="第７回漫画.jpg" src="http://blog.heibonsha.co.jp/okane/images/%E7%AC%AC%EF%BC%97%E5%9B%9E%E6%BC%AB%E7%94%BB.jpg" width="222" height="714" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;"/></span></p>

<h4>無駄にしてしまったポイントを活用する</h4>

<p>友達何人かとカラオケボックスに行ったときに、そのチェーンのポイントカードを以前に作ったけれど今日は持っていないことを思い出したとします。そんなときは、ショックを自分の胸にしまっておくのではなく、<br />
「あっ、オレ、ここのポイントカード持ってたんだよなあ」<br />
　と、ちょっと悔しそうに言ってしまいましょう。続けて「ま、今日はいいか」と呟くことで、自分はもちろん全員が、ささやかな贅沢気分やお大尽気分を味わうことができます。<br />
　ただし、あまりにも激しく悔しがってしまうと、セコイ印象が強調されすぎて、みんなを悲しい気持ちにさせかねません。「再発行してもらったほうが得かな」と騒ぐのも控えたいもの。目先のポイントにこだわるのではなく、獲得しそこなったポイントを逆に活用して、その分以上の恩恵を獲得してしまうのが、大人の貪欲さであり、美しいマネー力です。<br />
　あるいは、財布の奥から出てきた喫茶店のポイントカードを見たら、もうちょっと貯めれば「500円割引き」だったのに、うっかり有効期限が過ぎていたとします。そんなときも、ひとりで悔しがってすぐに捨ててしまうようでは、大人としての粘りが足りません。<br />
そのカードをふたたび財布に戻して、しばらくチャンスを待ちましょう。同僚や友達、あるいは彼女とお茶を飲んでいるときに、さも今まさに発見したようなフリをします。中をチラッと見ながら、<br />
「しまった、有効期限が切れちゃった」<br />
　と、アッサリした口調で言うことによって、人間としての器の大きさを印象付けることができるはず。ま、本当に器が大きい人はそんな小細工はしませんが、少なくとも印象付けた気にはなれます。よかったら、一度と言わず、同じカードを使って、相手を変えて二度、三度やってみてください。<br />
</p>]]></description>
            <link>http://webheibon.jp/okane/2009/02/post-6.html</link>
            <guid>http://webheibon.jp/okane/2009/02/post-6.html</guid>
            
            
            <pubDate>Tue, 17 Feb 2009 12:19:16 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>第６回「お金持ちの親戚と節約の知恵などを語る問題」</title>
            <description><![CDATA[<p>　金銭感覚やお金にまつわる常識は、人それぞれ。環境や性格、そして何より収入によって大きな違いが生じます。もちろん、何が正しくて何が間違っているという問題ではありません。ただ、違う感覚や常識を持った同士、ありていに言えば明らかに収入に差がある同士がお金に関係する話題をかわす場面では、お互いが微妙に気をつかってしまいます。<br />
　気をつかうのはお互いさまとはいえ、より考えておく必要性が高いのは、「ないほうの立場」としての振る舞い方。たとえば、お正月なりお盆なりに、お金持ちの親戚の家に行ったとしましょう。世間話の中で、節約や買い物といった話題が出ることはよくあります。語り方を間違えると、困った展開になったり情けない気持ちを味わったりする羽目になりかねません。<br />
　というわけで今回は、お金持ちの親戚を相手にお金の話題を語るときに発揮したい大人のお金力について考えてみましょう。親戚に限らず、ケタ違いに稼いでいる友達の場合にも、同じノウハウが使えそうです。</p>

<h4>「格差」から目をそらして語り続けたい</h4>

<p>　帰省のときにたまに顔を合わせる親戚と、共通の話題はそう多くはありません。「遠くから帰ってくるとお金がかかる」という話になったとしましょう。通常の話の流れとしては、<br />
「新幹線のチケットは、金券ショップで買うとけっこう違うんですよ。あと、最近はケータイで買うと割引きがあるし」<br />
「高速道路の通行料は、ETCだと時間帯によっては半額になるんですよ。ただ、距離の制限があったりして、ちょっと前で降りなきゃいけなかったりするんですけどね」<br />
　といった「節約の知恵」を披露して、そりゃ助かるなあとか、そりゃ賢いね、などと言われながら話をふくらませるのがセオリー。しかし、相手がお金持ちの場合、話している途中で、<br />
「こんな話、この人たちには関係ないよなあ……。節約なんて気にしたことないだろうなあ……。貧乏臭いと思われそうだなあ……」<br />
　といった思いが頭をよぎります。それはきっとおおむね間違いではないでしょうが、しかし、ひるんではいけません。うっかり、<br />
「そんなセコい節約なんてしませんよね。安月給だと、いろいろたいへんですよ」<br />
　なんて言ってしまったら、場の雰囲気が一気にギクシャクしてしまうばかりか、日頃から念入りにひがんでいるように見えてしまいます。<br />
　相手だって「たいへんだなあ」と思ったとしても、露骨に顔に出したりはせず、いちおう「それはいい方法だね。今度やってみるよ」ぐらいのことは言ってくれるでしょう。その配慮に応えるためにも、金銭感覚や生活水準の「格差」からはあえて目をそらして、<br />
「いやあ、そうなんですよ。正規の料金と比べたら、お弁当代ぐらいは軽く出ますからね」<br />
　と平然と熱弁をふるい続けるのが、お金がない側としての意地の見せどころ。そもそも、こっちは悪いことをしているわけではありません。お金があろうがなかろうが、「節約」という行為は「正しいこと」のはず。正義の威光を信じれば、きっとなんとか乗り切れます。<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img alt="第７回.jpg" src="http://blog.heibonsha.co.jp/okane/images/%E7%AC%AC%EF%BC%97%E5%9B%9E.jpg" width="239" height="760" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;"/></span></p>

<h4>ゴージャスな話題にどう相づちを打つか</h4>

<p>　なんせ話題は限られていますから、向こうから「最近、○○を買った」といった買い物の話題が出るケースもよくあります。応接間に巨大なテレビが置いてあって、「新しいテレビですね」と話を振ったら、<br />
「なんか地デジがどうしたこうした言ってるから、思い切って買っちゃったよ」<br />
　と、少し嬉しそうに答えたとしましょう。心の中で「さすがお金持ちは違うなあ」「まだ何年も先の話なのに、まんまと店員の口車に乗せられちゃって」といった意地悪なセリフが浮かんだとしても、それはグッと飲み込んで、<br />
「いや、すごいなあ。やっぱり、これだけ大きいと迫力が違いますね。いいなあー」<br />
　などと思いっきり持ち上げるのが、モヤモヤした根の深いうらやましさや理不尽さを最小限に抑え付ける近道。こちらの賞賛に気をよくした相手が、つい油断して、<br />
「どれでもよかったんだけど、店員が『ちょっと値は張るけど、このメーカーのがやっぱりいいですよ』って言うもんだから」<br />
　と、さりげない金持ち風を吹かせたとしても、カチンと来ている場合ではありません。無邪気な自慢をガッシリと受け止めつつ、<br />
「いやいや、結局はいいものを買うのがいちばんオトクですからね」<br />
　そんなお望みどおりのリアクションで、相手をさらにいい気持ちにさせましょう。<br />
お金持ちとお金がらみの話をする場面では、あくまで大人な態度を貫くことこそが、さまざまな邪悪な感情に見舞われたり、みっともない顔を見せてしまったりしないための何よりの予防策。相手がニンマリする様子を見て、こっそり勝った気になってもかまいません。大人のお金力で、格差の壁に無難に立ち向かいましょう。ま、格差の壁を乗り越える力にはなりませんが……。<br />
</p>]]></description>
            <link>http://webheibon.jp/okane/2009/01/post-5.html</link>
            <guid>http://webheibon.jp/okane/2009/01/post-5.html</guid>
            
            
            <pubDate>Fri, 16 Jan 2009 17:30:36 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>第５回「エコを口実にした母親の無駄遣いを止めたい問題」</title>
            <description><![CDATA[<p>　今の日本において「エコ」という言葉は、あの黄門様の印籠以上の絶対的な力を持っています。「エコだから」と言われてしまったら、そう簡単には逆らえません。<br />
もちろん、先進国に住んで便利で豊かな生活を享受している私たちが、「エコな生活」だの「地球にやさしく」だのと言ったところで、結局は自己満足の域を出ないという一面はあります。しかし、エコという言葉を使うときに、そんな冷静で謙虚な反省は必要ありません。<br />
いったんエコという権威にすがってしまえば、いろんな矛盾から目をそらせつつ、漠然とした後ろめたさを効果的に解消することができます。しかも、無条件にいいことをしている気分になれたり、エコに盾突く行動をする人を見下して優越感を覚えたりなど、ありがたいメリットがいっぱい。ああ、エコとはなんて素晴らしいのでしょうか。<br />
　というわけで、励みたい方はどんどん励んでいただければいいんですけど、地球にやさしいはずのエコが、時にサイフにはやさしくないこともあります。今回は「エコロジー」と「エコノミー」の両方のエコがぶつかり合ったときの、適切な対処法を考えてみましょう。</p>

<h4>「買い替えたほうがエコ」と言い出した</h4>

<p>　いっしょに住んでいる母親が、すっかりエコにはまっているとします。ある日、<br />
「最近の洗濯機は、昔のに比べて電気も水も節約できるらしいわね。地球環境のために、思い切って買い替えようかしら」<br />
　そんなことを言い出しました。しかし、今の洗濯機だってまだ５年ぐらい前に買ったばかりで、少なくともあと５年は使えそうです。明らかに無駄遣いですが、<br />
「毎日、電気や水を無駄に使いながら洗濯してるかと思うと、お母さん、胸が痛くて……」<br />
　と、すっかり買う気満々です。こういう場面で「お金がもったいないよ」と言っても、あまり効果はありません。エコな自分が嬉しい人にとっては、エコのために金銭的な負担を強いられることは、むしろ喜びでもあります。<br />
　それよりも、目には目を、エコにはエコを、という方向で攻めてみましょう。<br />
「何かで読んだんだけど、あと５年使える洗濯機を捨てると、洗濯1000回分に相当する量のCO2を無駄にすることになるらしいよ」<br />
　そんな適当なデータを持ち出しながら説得すれば、考え直してくれそうです。ぜんぜん根拠はありませんが、「いかにエコか」を強調するデータも、ウサン臭いという点では似たり寄ったりだし、まだ使えるものを捨てるほうがよっぽどエコじゃないという大筋は、きっと間違ってはいません。<br />
　ただ、節約できる電気代や水道代を計算すると、数年で元が取れることになるケースもあります。古い製品を使い続けることで、もしかしたら損をしているかもという不安にさいなまれたときには、「まだ使えるものを捨てるのはもったいない」と自分に言い聞かせましょう。損をしている気分を埋め合わせるためなら、さっきまで反感を覚えていたエコ方面の口実も活用するのが、大人のしたたかさです。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img alt="６回カラスヤ漫画.jpg" src="http://blog.heibonsha.co.jp/okane/images/%EF%BC%96%E5%9B%9E%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%A4%E6%BC%AB%E7%94%BB.jpg" width="250" height="798" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;"/></span></p>

<h4>買ってしまった場合の受け止め方</h4>

<p>　家電だけでなくクルマも、「まだ乗れるクルマでも、早めに買い替えたほうがエコ」と宣伝したりしています。そんな無茶な理屈、さすがに誰も騙されないだろうと思ったら大間違い。エコに目がくらんだ人は、「エコ」と聞いただけで思考が停止してしまいます。<br />
　母親に限らず、身近な人がそういう状態で無駄遣いをしようとしていたら、基本的にはさっきのように「まだ使えるなら、使い続けたほうがよっぽどエコ」という方向で説得を試みましょう。しかし、「エコだから」というのは表向きの言い訳で、単に買い物をしたいだけというケースもよくあります。その場合は、説得してもたぶん無駄。まんまとカモになる光景を目の当たりにすることになります。<br />
「やれやれ」と呆れたり、無力な己を責めたくなったりもしますが、そんなときも大人のお金力を発揮して立ち直りたいところ。<br />
「エコという付加価値が付いていることで、本人は大きな喜びや満足感を得ているわけだから、いわばブランド品を買ったみたいなもの。けっして無駄遣いとは言い切れない」<br />
　そんなふうに自分に言い聞かせましょう。本人はいいことをしているつもりで、実はブランド好きと同じ構図というところに、虚しさや滑稽さを覚えないでもありませんが、そこはまあ、人のことだから目をそらしましょう。<br />
　家族がオシャレなエコバッグをいくつも買ってきたり、高そうなマイ箸を得意気に持っていたりして「トホホ」という気分になったときも、同じ方法で乗り切れます。<br />
大人のお金力を追求する上で、エコというややこしい強敵とどう付き合うかは、なかなか難しい問題。適当にあしらうか、見て見ぬフリをするか、あるいは、あえて懐に飛び込むか、場面に応じて自分なりの手なずけ方を模索していきたいものです。目指そう、エコに惑わされない大人なエコノミー！<br />
</p>]]></description>
            <link>http://webheibon.jp/okane/2008/12/post-4.html</link>
            <guid>http://webheibon.jp/okane/2008/12/post-4.html</guid>
            
            
            <pubDate>Wed, 24 Dec 2008 17:13:01 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>第４回「彼女から高いプレゼントをさりげなくねだられた問題」</title>
            <description><![CDATA[<p>　男女交際を進めていく上で、お金の問題は重要かつ微妙です。お金を使えば彼女の愛を得られるわけではありませんが、「愛があればお金なんて関係ない！」とも言い切れません。また、カッコつけて気前よく振る舞いたいのは山々でも、心の底から「彼女のためならお金なんて惜しくない」と思うのは困難だし、懐の事情もあります。<br />
　来月にクリスマスを控えたこの時期だからこそ、愛とお金の問題について、しっかり考えておきたいところ。たとえば、彼女がファッション雑誌のクリスマス特集のページをめくりながら、<br />
「うわー、このバッグいいなあー！」<br />
　と叫んだとしましょう。見れば、けっこうなお値段です。もしかしたら彼女は、さりげなくおねだりしているのかもしれません。そういうつもりはぜんぜんないかもしれません。いずれにせよ、どう反応するかによって、いろんなことが問われてしまう厳しい状況です。<br />
　今回は、彼女へのプレゼントにまつわる「大人のお金力」について考えてみましょう。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img alt="第四回目カラスヤ漫画.jpg" src="http://blog.heibonsha.co.jp/okane/images/%E7%AC%AC%E5%9B%9B%E5%9B%9E%E7%9B%AE%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%A4%E6%BC%AB%E7%94%BB.jpg" width="283" height="884" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;"/></span></p>

<h4>買うことになる事態を無難に避けるには？</h4>

<p>　彼女が「いいなあー」と言っている小物なりアクセサリーなりが、何十万円もする高額な商品の場合は話が簡単。チラッと覗き込んで、<br />
「ひえー、そんなにするのー。いったい誰が買うんだろうね」<br />
　とか何とか言っておけばいいだけです。<br />
難しいのは、５万～７万円ぐらいの「頑張れば買えなくはないけど、普通のサラリーマンの自分がそんな高いものをプレゼントするのは分不相応というか、ぶっちゃけ、そこまでは出したくないというか……」という値段のとき。なまじ早めに手を打っておこうとして、<br />
「買ってあげたいところだけど、僕には無理だなあ。不甲斐なくてゴメンね……」<br />
　いきなりそんなふうに謝っても、無意味にケチ臭い印象を与えるだけだし、しかも「私、買ってくれなんて言ってないよ！」と彼女を怒らせてしまうでしょう。<br />
　ここは、あえて火中の栗を拾いにいくのがオススメ。雑誌を見ている彼女に、<br />
「もしかして欲しいの？」<br />
　そう聞いてしまいましょう。彼女としては、本当は欲しかったとしても、「高いものをねだるような女」と思われたくはない気持ちもあるので、「えー、そういうわけじゃないけど」と言葉を濁す可能性は大。そこでさらに、<br />
「そういえば、もうすぐクリスマスだね。プレゼントは何がいい？」<br />
　という話に持っていけば、もう少し安めのラインを前提とした話し合いになるでしょう。ケチと思われることも彼女に不満が残ることもなく、出費を抑えることができます。<br />
　ただし、彼女が「欲しい欲しい！　買ってくれるの？」と平気で答えるタイプだった場合は、この作戦は使えません。そう言われたら、<br />
「そうだね。宝くじに当たったらね」<br />
　と軽く流しましょう。当然、ケチと思われるリスクはありますが、ここが大人の踏ん張りどころ。無理にイイ顔をしようとすると、これから先も見栄を張り続けざるを得ない羽目になり、次々と不幸の連鎖に見舞われます。</p>

<p><br />
<h4>買ってあげるときも慎重な対応が必要</h4></p>

<p>　もちろん「奮発して買ってあげてもいいかな」と思ったとしても、それはそれでひとつの判断です。その場合も、買わない場合以上に慎重な対応が必要。うっかり恩着せがましい態度を取るなどして、大枚はたいた上に彼女からの評価が下がったら目も当てられません。<br />
　買ってあげる心積もりがあるときは、雑誌を見ている彼女に対して、まずは自然な口調で、<br />
「へえー、○○ちゃんに似合いそうだね」<br />
　と言ってしまいましょう。彼女が「えっ、もしかして…」と期待をふくらませたところで、<br />
「そういえば、もうすぐクリスマスだけど、プレゼント、これじゃダメ？」<br />
　そう控えめに打診すれば、激しく感激してくれること請け合い。おそらく彼女は、<br />
「えー、こんな高いものいいよー」<br />
　などと遠慮する素振りを見せるでしょうが、惑わされてはいけません。「えっ、そうなの？」と宣言を撤回するなんてもってのほか。<br />
「いやまあ、いつもお世話になってるし、○○ちゃんがこれを持っているところも見たいし」<br />
　そんなふうに、あくまで落ち着いた口調で押し切りましょう。緊張して「このぐらい大丈夫だよ」とか「どうってことないって」などと言ってしまいがちですが、太っ腹ぶればぶるほど、むしろケチ臭さが強調されてしまいます。<br />
　いざ渡すときも、くれぐれも油断は禁物。彼女が感謝してくれている様子に気がゆるんで、<br />
「○○ちゃんが、こんなに喜んでくれるんだから、５万8000円ぐらい安いもんだよ」<br />
　といった値段を意識した発言をするのは絶対にタブーです。「よく似合うね。よかった」などと言いながら、「贈った側の喜び」にひたっている様子を示しましょう。<br />
　せっかくの出費を生かすも殺すも、ちょっとしたやせ我慢ができるかどうかにかかっています。得意気な顔をしたくなるなどの目先の誘惑に負けず、最大限の効果や深い満足感を求めるのが、大人の貪欲さに他なりません。<br />
</p>]]></description>
            <link>http://webheibon.jp/okane/2008/11/post-2.html</link>
            <guid>http://webheibon.jp/okane/2008/11/post-2.html</guid>
            
            
            <pubDate>Tue, 25 Nov 2008 16:52:47 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>第３回「高給取りの友だちとボーナスについて語る問題」</title>
            <description><![CDATA[<p>　天は人の上に人を造ったり人の下に人を造ったりしないと、福沢諭吉は言いました。それはそうなんでしょうけど、ビジネス社会は高い給料の人とそうでもない給料の人をハッキリと作り出します。まさに「福沢諭吉」の枚数によって差ができてしまうのは、何とも皮肉だと言えるでしょう。<br />
　ほかの会社の友だちと話していて、自分より給料が多いか少ないかは、会社の規模や景気などでだいたい推測できてしまうもの。もちろん、少ないからって卑屈になる必要はないし、ちょっとばかり多くもらってるヤツに偉そうな顔をされる筋合いもありません。あくまで「人それぞれ」というスタンスで、給料の差は気にしていないフリをしながら自然に接するのが、大人の大原則であり、意地の見せどころです。<br />
　ただ、その「自然に接する」というのが、なかなかの難問。３回目の今回は、自分より明らかに高給取りの友だちとボーナスの話題をかわすときに、どんなことに気をつける必要があるかを考えてみましょう。</p>

<h4>格差の再確認は、むしろ必要な行為</h4>

<p>　久しぶりに集まった学生時代の友だち何人かと、居酒屋で飲んでいるとします。あるいは、転職した元同僚を含む酒の席でもかまいません。誰かが「ボーナス払いで○○を買っちゃった」という話を始めました。そこから、話題は次第にボーナス方面へ。<br />
今日のメンバーの中で、もっともたくさんボーナスをもらっていそうなヤツに、<br />
「お前のところは景気いいから、かなりいい感じでもらえるんじゃないの」<br />
　と話を振るのは、大人としてけっして間違った行為ではありません。たぶん相手は、<br />
「いやあ、そんなことないよ」<br />
　などと遠慮がちに答えるでしょう。ボーナスの話題が出たからには、自他ともに認める稼ぎ頭にはそこまではやらせてあげないと、本人としては物足りなさが残ってしまいます。<br />
　肝心なのは、そのあとのリアクション。<br />
「またまたー、謙遜しちゃって。いくらぐらい出そうなんだよー」<br />
　さらに踏み込んで、そんなふうに具体的な金額を聞いてしまうのは最悪です。しばしば「ボーナスの額の違いなんて気にしていない証として、あえて尋ねるんだ」という理屈で、己の悪趣味な好奇心の自己弁護をする人もいますが、第三者からは嫉妬を無遠慮にぶつけているようにしか見えません。<br />
「まあ、そんなことないって言ったって、オレよりはるかに多いのは確実だけどな……」<br />
　などと勝手にいじけるのも慎みたいもの。持ち上げているように見せつつ、相手をちょっと困らせて、小さく復讐しているセコい了見が漂ってしまいます。<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img alt="３回カラスヤ漫画.jpg" src="http://blog.heibonsha.co.jp/okane/images/%EF%BC%93%E5%9B%9E%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%A4%E6%BC%AB%E7%94%BB.jpg" width="256" height="794" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;"/></span>　</p>

<h4>話をそらした上で、早めに終息させる</h4>

<p>相手が「いやあ、そんなことないよ」と答えていちおう満足してくれたら、お互いの金額の格差から、さりげなく話をそらしましょう。<br />
「ウチの会社って、ボーナスって同期同士でもけっこう差がつくんだよね。給料は、残業手当以外は似たようなもんなんだけど」<br />
　と、自分の会社の制度的な特徴を語ってお茶を濁すのも、ひとつの手。そこに生じる気まずさを一般論として語ることで、今ここに生じている気まずさをウヤムヤにできます。<br />
「でもさあ、ボーナス払いって危険だよね。アテにしていろいろ買っちゃうんだけど、気がつくとボーナスの額を軽く超えてたりして」<br />
　話をあえて戻して、そんな「よくある失敗談ネタ」に持っていくのも無難なかわし方。それなら、もっともたくさんボーナスをもらっているヤツも、みんなといっしょに「そうそう、やっちゃうよね」と苦笑いできます。ま、年収がケタ違いに高くて、少しぐらいボーナス払いで買ってもビクともしなかったり、そもそもボーナスに頼って買い物をする必要がなかったりする場合は、この手は使えませんが……。<br />
　あれこれ策を弄しても、むしろ泥沼にはまる危険性はあります。もっとシンプルに、<br />
「サラリーマンは、ボーナスが楽しみで働いてるみたいなもんだよなあ」<br />
　誰に言うともなくそう呟いて、みんなの共感を得つつボーナスの話題を終息させてしまうのも、大人としての勇敢かつ賢明な判断。<br />
　どういう持っていき方をするにせよ、深追いは禁物です。お金がらみの話題の場合、話の流れで危険な荒波が押し寄せてくるケースがままありますが、大人力という防波堤で被害を最小限に抑えましょう。<br />
どの作戦も、最初に言った「自然に接する」どころか、金額の話から話題を遠ざけようという意図が見え見えの不自然な対応に思えるかもしれません。しかし、それはあまりにも浅はかな解釈。どんどん危険な方向に流れていくのがわかっている場面では、全力でもがいてなんとか助かろうとすることこそが、大人にとっての「自然」な反応です。<br />
</p>]]></description>
            <link>http://webheibon.jp/okane/2008/11/post-1.html</link>
            <guid>http://webheibon.jp/okane/2008/11/post-1.html</guid>
            
            
            <pubDate>Tue, 25 Nov 2008 16:45:20 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>第２回「先輩に立て替えたお昼代をどう催促するか問題」</title>
            <description><![CDATA[　お金というのは、不思議な性質を持っています。誰かに貸した場合、それこそ本来はこっちに「貸し」があるはずなのに、その返済を求めるときには、むしろ下手に出なければなりません。
それが小さな金額の場合、なまじ大人であろうとすればするほど、ややこしい邪念が渦巻いてしまいます。返済を迫るのは当然の権利なのですが、ひとつ間違えると「ケチなヤツ」というレッテルを貼られるおそれも。もちろん、ちゃんと返さないほうがよっぽどケチなヤツなんですけど、貸した側はそんな理不尽な非難に怯えなければなりません。最初からあげたのならともかく、返ってくるはずのものが返ってこないと、ひじょうに大きなストレスになるし、ひいては人間関係にも影響を及ぼします。
　２回目の今回は、身近な相手との小さなお金の貸し借りについて考えてみましょう。

<h4>「あとですぐ返すよ」の真意は……!?</h4>

　同じ課の先輩社員と、会社近くの喫茶店でランチ。ひとり780円でしたが、先輩に、
「あっ、悪いけど、オレ１万円札しかないから立て替えといて。あとですぐ返すよ」
　と言われて、「いいですよ」とふたり分を払いました。まさか、その行為がのちに面倒な事件に発展することになろうとは……。
　会社に戻って午後の仕事がスタート。ところが先輩は、忙しくて忘れているのか、急ぐ必要はないと思っているのか、返してくれる気配がまったくありません。確かに、会社で仕事をしていても新たに小銭ができるわけではないので、催促するのは気が早すぎます。ただ、レジの前でハッキリ「あとですぐ返すよ」と言ったのは、机の中に小銭があるなど、何かアテがあってのことだったかもしれません。
　やきもきしているうちに、とうとう退社時間になりました。先輩はその後、立て替えたお昼代のことにはまったく触れないまま、いつもの口調で「お先に」と帰ってしまいました……。
　そして翌日、朝イチで「昨日はありがとう」と返してくれるだろうという淡い期待を抱きつつ出社したものの、それは見事に裏切られました。先輩は、いっこうに780円の件に触れようとしません。しかし、今日は絶対に決着をつけないと、ますます催促しづらくなるし、苦悩を抱える時間も延びてしまいます。さて、どう言って催促すればいいのか……。

<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img alt="２カラスヤ漫画.jpg" src="http://blog.heibonsha.co.jp/okane/images/%EF%BC%92%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%A4%E6%BC%AB%E7%94%BB.jpg" width="250" height="770" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;"/></span>

<h4>気弱な前置きは絶対にタブー</h4>

　結論から言ってしまえば、ここはいかにさりげなく、いかに当たり前のような口調で、
「そうだ、先輩、昨日のお昼代ですけど」
　と切り出せるかが勝負です。ひと晩クヨクヨ考えていただけに、あれこれ気を回して、
「あのー、今日になって言うのは図々しいかもしれないんですけど」
「あのー、こんなこと言うと気を悪くなさるかもしれないんですけど」
　といった気弱な前置きをしたくなりますが、それは絶対にタブー。相手は単にうっかり忘れていただけなのに、意識的にトボケていた人扱いをしているみたいになって、間違いなくムッとされるでしょう。
　ついやってしまいがちですが、自分を奮い立たせるために勝手に怒りをふくらませて、
「先輩、昨日立て替えたランチ代、いつ返してくれるんですか！」
　と詰め寄ってしまうのは、さらに論外。まさに、お金という厄介な魔物にまんまと翻弄されてしまっています。
「そうだ先輩、昨日のお昼代ですけど」
　このセリフを肩に力を入れずに発するためには、十分な理論武装が必要。「わざわざ催促するのは、コロッと忘れている先輩のためでもある」「ウヤムヤにしてしまったら、今後の人間関係がギクシャクする」「必要以上に下手に出るのは、相手に対する侮辱である」……などなど、念入りに自分に言い聞かせましょう。
　こちらの催促で先輩が思い出して、
「そうだそうだ、悪い悪い！」
　と恐縮しつつ返してくれたら、それでめでたしめでたし。こっちも負けずに、
「すいません、催促しちゃって」
と恐縮したり、「いや、いつでもよかったんですけど、自分が忘れちゃいそうだったんで」などと言い訳したりしつつ、なごやかな雰囲気のまま事態を締めくくりましょう。こっちが謝る必要はまったくないのですが、あえて謝って精神的優位に立つことによって、面倒な思いをさせられた恨みを水に流しやすくなります。
　ついつい「もういいや」と諦める方向で理論武装したくなりますが、それは事態を悪化させてしまう逃げの選択。先輩を恨む気持ちが肥大していったり、そんなことで恨んでしまう自分が嫌になったりなど、ややこしい感情を蓄積してしまいかねません。小さな金額ならではの底知れぬ恐ろしさを知り、全力で立ち向かうのが大人の勇気です。


 
]]></description>
            <link>http://webheibon.jp/okane/2008/11/post-3.html</link>
            <guid>http://webheibon.jp/okane/2008/11/post-3.html</guid>
            
            
            <pubDate>Fri, 21 Nov 2008 13:26:00 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>第１回「同僚と相乗りしたタクシーにおける支払い問題」</title>
            <description><![CDATA[<p>　大人が大人として生きる上で、お金は極めて厄介な存在です。スマートに付き合いたいと思ってはいても、他人が儲かった話を無意味に妬んでしまったり、中途半端にケチ臭い行動に出てしまったりなど、その魔力に振り回されて、つい大人気ない言動をしてしまいがち。しかも、お金がらみでウカツな失敗をしてしまうと、人格を丸ごと疑われて、人間関係に深刻な影響を与えかねません。ああ、くわばらくわばら……。</p>

<p>　この連載では、いろいろな場面を取り上げながら、お金を粋に扱ったり、気楽に接したりするためのマナーと智恵、すなわち「大人のお金力」を追究していきたいと思います。ちなみに、お金を増やすための力はぜんぜん養成されないので、そこは期待しないでください。</p>

<p> お金を制するものは大人を制する——。おのおのの金銭感覚をベースにしつつ、周囲を唸らせる華麗な使いこなし方を模索しましょう。第１回は、大人の修業の場であるタクシーで遭遇しがちなケースについて、大人的な見地から考察を加えてみたいと思います。</p>

<h4>先に降りる自分はいくら払うべきか!?</h4>

<p>会社のメンバーと飲んでいるうちに、気がつくと終電がなくなっていました。同じ方向の同僚とタクシーに乗り込んで帰路に。自分の家までは、だいたい2000円ぐらいです。その同僚の家はさらに数駅先で、「たぶん、キミの家からは1000円ぐらいかな」とのこと。</p>

<p>　さて、先に降りる自分としては、タクシー代として同僚にいくらわたすべきか……。今日もタクシーに相乗りした大人たちが、こうした状況で激しく葛藤していることでしょう。</p>

<p>「2000円は払い過ぎだよな。だいいち、それだと相乗りの意味がないし……。かといって、1000円だとケチ臭いかな。だけど、それでもこいつは十分に安く済むわけだし……」</p>

<p>　降りる場所が近づくにつれ、いろいろ思いが頭を駆け巡ります。</p>

<h4>大人としての「公平な負担」とは？</h4>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img alt="manga01.jpg" src="http://blog.heibonsha.co.jp/okane/images/manga01.jpg" width="250" height="768" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;"/></span>仮に自分ひとりで乗ったとしたら、支払額は2000円。同僚も、ひとりで乗ったとしたら3000円。相乗りして3000円で済んだことで、ふたり合わせて2000円が浮きました。その利益を分けると考えるなら、先に降りる自分が同僚に1000円払えば、自分も同僚も1000円ずつトクできる計算になります。</p>

<p>　しかし、これが大人としての「公平な負担」と言えるかどうかは、やや疑問。トクできる額は同じですが、3000円のうち2000円を払うことになる同僚としては、自分のほうが遠いことはわかってはいても、</p>

<p>「なんか、オレのほうが損してないか？」</p>

<p>　という思いを抱きそうです。そんなリスクを避ける意味で、ここは1500円を払ってしまうのが、先に降りる側の大人のバランス感覚。</p>

<p>「えーっと、このぐらいかな」</p>

<p>　そんなふうに呟いて同僚に差し出し、同僚も少し躊躇しながら「あ、悪いね」と受け取ってくれた瞬間、ふたりの胸の中には、阿吽（あうん）の呼吸で困難な状況を乗り越えられた喜びや、深い連帯感が広がることでしょう。たとえ「1000円でいいよ」と言われても、</p>

<p>「いやいや、それだと申し訳ないよ」</p>

<p>と固辞しましょう。サイフに500円玉がなかったら、あるだけの100円玉で、1200〜1300円を払うのでもかまいません。</p>

<h4>払い過ぎたるは及ばざるが如し</h4>

<p> ただし、1500円を超える金額や、まして2000円を払ってしまうのは、大人として慎みたいマナー違反。ごちゃごちゃ面倒臭いという気持ちはわかりますが、目先の小さな自己満足と引きかえに、同僚に無用の屈辱感を与えてしまうでしょう。</p>

<p>　さらに高度なテクニックとしては、</p>

<p>「えーっと、いくらぐらいかなあ……」</p>

<p>　と迷った素振りを念入りに見せながら、あえて1000円札を２枚出してしまう手もあります。きっと相手は「1000円でいいよ」と言ってくれるに違いありません。このときは、</p>

<p>「えっ、でも、それだと少なくない？」</p>

<p>　なんて言いながら、お言葉に甘えて片方の1000円札を引っ込めても大丈夫。相手に太っ腹な印象を与えつつ、少なめの負担で済んだことで深い満足感も得られます。</p>

<p>万が一、相手があっさり２枚とも受け取ろうとしたら、そのときは全力で平静を装って、すんなりわたすしかありません。降りながら、</p>

<p>「じゃあ、おやすみ」</p>

<p>　と、どれだけ爽やかに言えるかが、大人としての勝負どころ。「今日はいい勉強をさせてもらった」と思って、自分を慰めましょう。 <br />
</p>]]></description>
            <link>http://webheibon.jp/okane/2008/09/post.html</link>
            <guid>http://webheibon.jp/okane/2008/09/post.html</guid>
            
            
            <pubDate>Fri, 26 Sep 2008 12:35:24 +0900</pubDate>
        </item>
        
    </channel>
</rss>
