センスのABC

岡尾美代子

バンドカラーのシャツ

 手元に新しいシャツが3枚。
 去年の秋に展示会で注文したシャツが2枚届いたのと、昨日買ったばかりのシャツが1枚。買うときは全く意識していなかったのだけれど、揃ってみるとどれもバンドカラー。色も白、ベージュピンク、ピンクと、偶然にグラデーションとなっている。
 かれこれ15年ぐらい前になるだろうか。一時期、バンドカラーのシャツばかり着ている時期があった。昔はスタンドカラーと呼んでいたが、今はこう言うらしい。あまりに着過ぎて飽きてしまい、その後は興味を失っていたのだが、ここに来て、バンドカラー熱がふつふつと再燃している感じing(進行形です)。
 首元がすっきりと見える、知的な(人が着ている)印象がある、ストイック、そしてクラシック。バンドカラーはそんなイメージ。あと、大人っぽい印象もあるのかな。着こなしもいろいろあるけれど、今季はシンプルでクリーンなコーディネイトがいいような気がしている。洗いをかけていない濃いインディゴのデニム(ゆったりめのシルエットが気分)に裾をインして着て、足元は素足にローファーとか、同系色のボトムを合わせるとか。ノーカラーのジャケットとボトムのセットアップの中に着るのもお勧めだ。自分的には白シャツは「GRAMICCI」のテーパードパンツ、足元は「TEVA」のサンダルで、アウトドアアイテムと一緒に着こなすのもいいかもと思っていたり。
 私はシャツ派だけれど、スタンドカラーのロング丈のシャツワンピースも気になるアイテムだ。長い丈を生かして、ブラウジングせずそのままストンと着るのが素敵だなと思う。その場合は髪はラフに小さくまとめて首元を目立たせてほしい。アクセントが必要な時はショルダーバッグやウエストポーチを斜めがけにするのも似合いそう。
 こんな風に脳内コーディネイトを考えていたら、シャツ一枚で過ごせる季節が待ち遠しくなってしまった。羽織りものを持ち歩かなくてもいい天気の日々、早く来ないかなぁ。

白はN.Y.在住のデザイナー「sawa takai」のもの。ピンクベージュは「COMOLI」で、チュニック丈になっている。ピンクは「nest Robe」のオリジナルでリネン素材。

白からピンクへのグラデーション。

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2018.04.10
バンドカラーのシャツ
2018.03.27
チャイナジャケット

PROFILE

岡尾美代子
(おかお・みよこ)

高知県生まれ。スタイリスト。
雑誌・書籍などさまざまな媒体のスタイリングを手がけるほか、
鎌倉で友人とともにデリカテッセン「DAILY by LONG TRACK FOODS」を営む。
『Land Land Land』『Room talk』『肌ざわりの良いもの』『雑貨の友』などの著書がある。

Instagram:@miyokookao  LONG TRACK FOODS